第143話 王が眠る場所


こんにちはっ



ゆうなです!



私は沖縄に住んでいて、よく観光施設をこのブログでご紹介しています。



今回は首里城石畳道から徒歩圏内の、『玉陵』についてお話しします。



まず、1429年に尚巴志が琉球王国を統一したことから始まります。



この尚巴志王の父から7代(〜1469年)を第一尚氏王統、



その後から明治政府による琉球王国滅亡(1872年)までを第二尚氏王統といいます。



玉陵(たまうどぅん)は第二尚氏王統・初代国王の尚円王の子



尚真王によって1501年に築かれた巨大な石造りの陵墓です。



沖縄戦で大きな被害を受けましたが、1974年から修理工事が行われ



2000年12月には世界遺産に登録されています。







墓室は3つに分かれ、真ん中は洗骨前の遺骸を安置する部屋、



東側は王と王妃、西側にはその家族たちが葬られました。



玉陵の墓室には、遺骨をおさめた蔵骨器が全部で70基あります。



この蔵骨器が年代によって素材や装飾が異なっていて、



当時の価値観や流行のようなものを表しているようでした。



墓室の中までは入ることができないので、



具体的にお伝えするのは難しいですが、以前県内の城跡へ行ったとき



蔵骨器と同じように遺骨をおさめる厨子甕(ずしがめ)というものが



ありましたので、イメージとして載せておきます。



龍やしゃちほこの装飾もあります。







ちなみに『玉陵』の言葉としての意味ですが、



以前は霊御殿、玉御殿と書かれていたこともあり



『玉』は王様とタマシイ(魂・霊魂)



『陵』は御殿、屋敷をあらわしています。



琉球では、王子階級以上の身分の者が住む屋敷を『御殿』と呼んでいました。





70基もの遺骨が眠る玉陵を前にして、私は厳粛な空気を感じつつ、



あるのもに目を惹かれてしまいました。







可愛らしい獅子です。



沖縄でよく見るシーサーとは違ってゆるいお姿です。



西側と東側で一対の守り神の役割なのですが…、可愛いです。





そして、首里城、玉陵のほど近くに



個人的にオススメの、和菓子のお店があります…。



『知念製菓』さん!



大福やもなかがとても美味しいです。







いかがでしたか?



今回はこのへんにしたいと思います!



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それでは皆様、また来週……







文)そんないプロジェクト ゆうな

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