第162話 真実のゆくえ


こんにちはっ



ゆうなです!





感染症はなかなか収束しませんね…。



皆様も、体調など崩していないでしょうか?



よく食べて、よく寝る!免疫力を高めて乗り切りましょうね!



でも、最近は休校や、人が多く集まる施設が休業になったりと



私の住む沖縄でも、生活が変わって行くのを感じています。



最近は沖縄のグスク(城跡)を巡るのにハマっていましたが



しばらくお休みして、グスクに関連する人物について調べています。





以前に、あのペリーも訪れた「中城城跡」を紹介しました!



この中城城は、護佐丸(ごさまる)という人物によって築城されました。



それ以前から琉球国王の家臣であった護佐丸は、



王の命により他勢力を監視するため、「座喜味城」を築城します。



座喜味城跡は、中城城跡ほど広くはありませんが



登りが緩やかで、ゆったりとした造りです。



このふたつは、どこか雰囲気が似ているかもしれません。







(座喜味城跡)



国王が統一したかに見えても、水面下では勢力争いが続いていました。



中城城の北にある「勝連城」では、阿麻和利(あまわり)



という人物が力をつけ、国王の座を狙っていました。







(勝連城跡)



国王の家臣である護佐丸は、阿麻和利が攻めてくるのを察知し



日々戦闘の訓練に励むようになります。



先に手を打たれ困っていた阿麻和利ですが、機転を利かし



「護佐丸は反逆を企んでいる!」と嘘の情報を国王に伝えます。



驚いた国王が、中城城の様子を探らせると



兵馬の訓練をし、戦闘の準備を整えています。



これを見た国王は、阿麻和利に護佐丸を討つよう命じます。





しかし護佐丸は、抵抗することなく



みずから命を絶ったのでした。



王府の軍に抵抗することは、国王の命に逆らうことだと



考えたためでした。





このエピソードは、阿麻和利が悪役のようですが



一方では、英雄であるとの説もあります。



幼い頃から非凡な才能を持ち、蜘蛛の巣を見て



魚を捕るための網を思いつき、自分で作っては



みんなに配り、人々から慕われていたという話もあります。





このことから、



護佐丸、阿麻和利というふたつの勢力を抑えようと



国王側が仕組んだ罠だったのでは?という説もあるようです。



もしくは、護佐丸が本当に謀反を企んでいたのか…。





歴史は、色々な説があるので興味深いですよね。



首里城に代わり、訪れる人が増え始めているグスクですが、



グスクを取り巻く人間模様も知っておくとより楽しめます!





ちなみに勝連城跡は階段が多く、傾斜も急で



攻めにくそうだなという印象でした。





座喜味城跡、勝連城跡、中城城跡は



歴史に思いを馳せながら、ぜひセットで見て頂きたいですね。





いかがだったでしょうか?



皆様からのご意見ご感想など



メールをお待ちしております。



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こちらまで!



それでは皆様、また来週……







文)そんないプロジェクト ゆうな

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