第133話 あの世はどんなところ?


こんにちはっ



ゆうなです!



私が住んでいる沖縄のお盆は、毎年旧暦で行うのですが、



今年は偶然、本土のお盆と日付が重なっていました。



旧暦7月13日は祖先の霊を各家に迎え入れ、15日の夜更けに霊をお送りします。



その際『ウチカビ』と呼ばれる、祖先があの世で使うお金を



仏壇の前で火をつけて焼きお供えするという習俗があります。



タテヨコ20センチくらいの薄手の黄色い紙で、銭形が縦10、横5の計50個が



前面に並べて打ち付けられています。



この銭形は、沖縄の古い貨幣をかたどったものだと言います。





今は慣れましたが、子供の頃は「なんでこれがあの世のお金と分かるんだろう」



と不思議でした。



…今でも、不思議ですが。





「あの世」といえば、琉球王国の正史『球陽』には



こんなお話があります。



琉球のとある村で、70歳で亡くなったおじいさんがいました。



亡くなる間際、おじいさんは子供や孫へ向けてこう言いました。



「私がよく歌を歌っていたのは、お前たちも知っているだろう?



 もしあの世が生前と同じであれば、私は死後3日、



 この歌をお前たちに聞かせよう」



そして亡くなったおじいさんのお墓へ行くと、彼の歌声が聞こえてきました。



作られたお話のようですが、王国の『正史』に書かれた内容です。



ちなみに当時は風葬で、遺体はそのまま墓室にあったということになります…。





皆さんは死後の世界、どのように考えますか?



私はとりあえずウチカビで買い物をしてみたいですね!





いかがでしたか?



今回はこのへんにしたいと思います!



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それでは皆様、また来週……







文)そんないプロジェクト ゆうな

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