第4話「地味におススメする地味な映画のお話」の巻

そんないプロジェクトのイワタです。

huluで海外ドラマを観はじめるとこりゃもう止まらない。
たまに連続で観ちゃって疲れた時に、寄り道でぜんぜん別の映画なんぞ観るってな事があるんですが、
最近、なかなか「こりゃ深いゾ」とうなる映画がありまして。

タイトルは、『The Walker』って映画。
2010年とあるから割と最近の映画なんですね。

huluで観る映画って、過去に映画館だったり、テレビの放送なんかで
観たことあるモノを、もう一回楽しむっていうのが多いのですけどもね。

この『The Walker』って、正直言って初めて観る映画だったのですよね。

そいで、物語の最後の最後、本当にラストで、すんごい鳥肌が立つ感じの映画だったのです。

あらすじっていうか前ふりっていうかとにかく大雑把すぎる映画紹介文が出てくるhulu。
ざっくりと、「核戦争で荒廃した世界でひたすら旅する人物の物語」みたいな、
この映画の世界観くらいは一応読んだのですけど、ほぼ事前に情報はなく観ました。

で、ものすごーく、平坦な感じで物語は進んでいくのですよ。

見るからに文明が崩壊した感じの世界で、とある「本」をめぐって
デンゼル・ワシントンさん演じる主人公と、敵役の人との戦い、という構図で。

途中、「マッドマックス」を100倍うすめた感じの戦闘シーンとか、
ちょっとは見せ場があるんだけども、なんというかわかりやすい娯楽アクション映画みたいな
ヤマ場らしいものはそんなになくって、地味ーに、実に地味ーに物語が進んでく。

中盤あたりで、デンゼルさんが体張って守ってるその「本」の中身が
だいたい見当ついちゃうんだけども、以降も淡々と進んでく。
この辺が、観る者にとっては試練です。地味すぎて眠い。

でも、ラストシーンで「あっ」ってなる。

「そうかッ」 って。

とにかく、それと分かった上で「最初からもう一度観直してみたくなる」そんな映画なのでした。

楽しみを奪っちゃいけないからね。内容は触れずにいますけどもね。これだけは言おう。
「もっかい見返したくなる」のです。

この映画、万人受けするものではないかもしれないけれど、
「ほほぅっ」とポンと膝を打つ、なかなかのラストシーンでした。
勝手な感想としては、このラストにこそ全てが詰まってる感じ。一気にぜんぶ回収しちゃう感じ。

見事な回収のされ方が鮮やかで、「深いッ」ってなるのですよね。

じっくりと、物語の深さを愉しみたいという方に、とってもお勧めでございましたよ。

言っておくけど、だいぶ地味ですよ。しばらく地味。それを乗り越えた先に、
「うぉッ」って地味にうなるシーンが待ってますので、途中の試練はひたすら乗り越えるのだっ。

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文)そんないプロジェクト・イワタ

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