第36話「リーズナブルに歌舞伎を観よう」の巻
こんにちは。
そんないプロジェクトのしおたにです。
今日は、ご存知の方も多いかもしれませんが
リーズナブルに歌舞伎を見る方法とその体験談について書こうと思います。
歌舞伎を観られたことない方は、歌舞伎の鑑賞料に対して
高いイメージがないでしょうか?
僕もリーズナブルな見方を知るまではそう思っていて、実際に値段も
1階席だと21,000円〜15,000円、3階でも6,000円〜4,000円します。
しかし、東京は中央区の銀座にある「歌舞伎座」では
「一幕見(ひとまくみ)」なるリーズナブルな見方があります。
なんと、そのお値段安いもので500円!
といっても、色々カラクリがありまして…
歌舞伎座で行われる興行は、たいてい昼の部と夜の部の2部制で
片方の部につき3〜4幕ほど上演します。
そのうちの1幕を見るのが「一幕見(ひとまくみ)」です。
ですので、通常の見方よりは短いわけです。
演目によっても長さが変わるので、値段もそれによって
500円〜2,000円ぐらいに変動します。
上演時間は20分前後〜1時間半前後ぐらいです。
席の位置も、会場内で舞台から一番遠い4階席になります。
以下が会場内図になるのですが、こちらの記載されている座席よりもさらに更に後ろになります。
<出展:松竹株式会社>
実際に鑑賞してみた僕の印象としては、そのままでも楽しめましたが
やはり役者さんの表情は分かりづらく、オペラグラスなど持っていた方がより楽しめると感じました。
この「一幕見」の最大のメリットと個人的に感じているのが
値段もさることながら、”当日券”のみであるという事です。
歌舞伎に触れてなかった僕としては全然知らなかった事実ですが
歌舞伎座の興行は休祝日の公演ですと、一ヶ月前ではチケットを取れないケースが多いです。
その点、当日券ではどんなに人気のものでも、その日窓口に行けば良いわけですから
自分のような常に歌舞伎にアンテナを張ってないような人間でも
問題なく、チケットを手に入れるわけです。
さて、そんな歌舞伎初心者の僕が
実際に「一幕見」に行ったレポートを少し。
まず行ってみて分かったのが、入り口が少し分かりづらかったこと。
僕のような看板をよく読まない人間からすると、どこでチケットを購入すれば良いか迷いました。
購入場所、また購入後に整理券をもらって実際に入場する入り口は
正面入り口と分かれていて、そこから左手になります。
チケットを買った時に窓口で言われた指定時間に
一幕見専用入り口からエレベーターで直接4階のへ向かいます。
すると次の幕を待つ、一幕見客の待ち合う廊下に出ます。
たぶんガイドブックに載っているのか海外の方も、沢山いらっしゃています。
整理番号順に入場して、席は自由席になります。
人気だと、立ち見や売り切れ(札止め)もあるらしいです。
個人的に集めた情報、何度か行った印象としては
休日だと日曜夜の遅い幕が取りやすいのではと思っています。
もちろん、演目自体の人気にもよると思いますが。
席はこんな感じで舞台から遠く、見下ろす感じになります。
役者さんの表情は見づらいですが、会場の様子が俯瞰で見れてそれはそれで面白いです。
最後に、鑑賞の注意点として
演目のストーリーを事前に軽く調べておくことをオススメします。
演目の成立年代にもよりますが、何を言っているのか昔の言葉すぎて理解しづらかったり
前後のストーリーは説明なく、物語の中の一場面を上演することも多いため
より楽しむには、事前学習した方が良いです。
それと個人的には、激しい立ち回りや動きのある演目の方が
初心者にとって面白いのではないかなと思っています。
長くなりましたが、今日はリーズナブルな歌舞伎の見方でした。
一幕見については、歌舞伎座のホームページでも。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。
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文)そんないプロジェクト・しおたに
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