第18話「映画のレビューをしてみる」の巻

そんないプロジェクトのイワタです。

夏休みの一週間を過ごしていますよ。高校野球も、かき氷も、楽しんでますよお。
まだまだ病気の治療中なものですのでね。
夏の帰省は今年は取りやめて、
ゆっくりと自宅で過ごしているのですよ。

さてそんな最近、珍しく劇場で映画をいくつか観たのですよ。

映画評論家でもなんでもありゃしませんけど、率直に、
そしてごくごく感じたありのままに、レビューをしてみようかと。

あ。あらすじみたいなもの書いてたらキリ無いので、ビシっと感想を書いていきますよ。

【インサイドヘッド】

TBSラジオの「たまむすび」で、町山さんが紹介していたのを聴いて、見に行ってみましたよ。
さすがディズニー映画です。
感情と脳の関わりやら仕組みやら、とてもうまく映像で表現していると思う。

なんでも、監督さんとその娘さんとの間で起こった実際の出来事と、
心のカウンセラーや専門家によるアドバイスなどを元に対処していった経験を
ベースにした
物語っていうことで。

とても分かりやすく、また楽しく表現されてるのだけど、これってどうなんでしょ?
子供は割りとピンとこないんじゃないかなあ。って思う。
どちらかというと、大人が「「感情」について理解して誰かに説明しやすくなる」
そんな映画だと思いました。

ディズニーですからね。観た後はすっきり気持ちよく終われますよ。


【ターミネーター ジェニシス】

ターミネーターシリーズの最新映画ですね。

「1」と「2」が大好きな自分としては、そして「3」と「4」の
「なんじゃそれ」感にやられた私としては、
多少、斜めに構える感じで観に行きました。

観終わってみて、率直に「これはこれでアリ」と感じましたねえ。
なんていうか、本来「2」で美しく完結している以上、ストーリー的に
これからさらに続けるのは、
元々ムリがある題材だと思うのですよ。

でも、「なーんつって」てな感じで「1」と「2」をうまく抜けだして
ストーリーを再構成できたように思う。
「1」と「2」を経てこういうもう一個の世界観もあってね。なーんつって。という感じで。

単純に、シュワちゃんも渋くてかっこ良く、そしてかわいくなってますし。
この人の元気な姿観るだけで嬉しくなるのはなんなんですかね。
往年の馬場さんのような感じですよ。「動いてるー!!」っていう感動。←?
エンターテインメントとして、実に楽しめる映画でございましたよ。

【日本のいちばん長い日】

映画の公開日にね。観て来ましたよ。館内は満席。
そして印象的だったのは、
戦中を現役で過ごした世代の方々が多くいらっしゃっていましたね。

さて、映画の感想ですが、もうもう、とても良かったです。
とっても重要な8月のある数日間が、細やかに演じられていたと思う。
ただ同時に、原作を読んで観るのと、予備知識なしで観るのとでは、
だいぶ感じ方が違うだろうなあ、とも思った。

もうね、すっごく登場人物が多い。

映画でも、字幕で人物紹介などされる訳でもなく、お偉いさんが淡々といっぱい出てくる。

原作も、主人公のいない、というか場にいた全員がその時代の主人公であった、
そんな数日
を扱っているので、出てくる誰がどういう人物で、
どんなものを背負っているのか、知っておかないと訳が分からなくなりそうな気がする。

とりあえず、もっくん(昭和天皇)、山崎努(鈴木首相)、役所弘司(阿南陸軍大臣)、
そして松坂桃李(畑中少佐)を
見失わずに追いかければ、ストーリーはしっかり理解できると思いますよ。

本当に、演者すべてが素晴らしかった。

大変な苦悩や苦境が、この映画の登場人物クラスのおエライさんにも、
一般市民にも、それぞれの立場にあって、
現在の私達の時代につながっているということが、改めて感じられる映画だと思います。

「男たちの大和」や「永遠のゼロ」などに描かれているように、
戦争終盤の悲劇的な局面から
いよいよ、無条件降伏へと至る数日の物語です。

劇中、松山ケンイチさん演じる佐々木大尉がとっても唐突な印象あると思うけど、
実際、当時、日本の各地で、「降伏に納得出来ない若い軍人さん達」が、彼らなりの
国を思う気持ちから大小の叛乱を起こしていたのですね。
松坂桃李演じる畑中少佐と連絡とってる訳でもないから、唐突に首相官邸を襲ってるのですね。

50年くらい前に書かれた原作ですが、今読んでも臨場感いっぱいに当時の出来事が
時系列で整理されて迫ってくるから、原作未読の方は、映画をきっかけに読んでみることをオススメしますよ。

この時期(に限らないのですけどね本当は)、昭和の重要な時期について、より理解を深める一作だと思いますよ。
今回は、映画レビューについて書いてみましたよ。

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文)そんないプロジェクト・イワタ

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