第93話 涼しさを求めて

こんにちはっ

ゆうなです!

 
さて、夏の暑い日といえばホラーですよね?

苦手な方は今すぐ戻ってください。笑

 
私が住んでいる沖縄にも言い伝えが色々あります。

キジムナーは皆さん聴いたことありますか?

沖縄のガジュマルという木の妖精で、怖いものではないんですよ。笑

キャラクター化されて、よくお土産品売り場に並んでいます。

 
ですが、今回とりあげるのはキジムナーではなく

沖縄の怖い子守唄です。

 
「耳切坊主」

(みみちりぼーじ)

 
という唄です。

 
うふむらうどぅんぬ かどぅなかい
みみちりぼーじぬ たっちょんどー
いくたい いくたい たっちょやびがぁ
みっちゃい ゆったい たっちょんど

いらなん しーぐん むっちょんどぉ
なちゅるわらべー みみぐすぐす

へいよーへいよーへいよーへい
へいよーへいよーなーかんど

 
これは沖縄方言なので、和訳すると

 
大村御殿の角の方

耳切り坊主が立ってるぞ
いったい何人立っているの?

三人も四人も立っている



鎌と小刀持ってるぞ

泣いてる子供は耳をぐすぐす切られるぞ

だから泣いてる子供は泣きやんで・・・

 
と、余計に子供が泣いて、眠れなくなってしまいそうな子守唄です。笑

 
この唄が生まれる事になったエピソードがあります。

 
沖縄が琉球王国だった時代、

黒金座主(クルガニザーシ)というお坊さんが、

妖術を使って悪さをしていました。

 
それを聴いた北谷王子は国王の命令をうけ、黒金座主と碁で勝負をすることに。

 
北谷王子が負けたら武士の証である「まげ」を切り落とし、

黒金座主が負けたら耳を切り落とすことに。

 
勝負が始まり、黒金座主は劣勢になると

北谷王子を妖術を使って眠らせようとします。

 
北谷王子の意識が薄くなるのを見て、

黒金座主は碁石を動かし、イカサマしようとします。

 
その様子を北谷王子は見逃さず、「勝負あり」と

黒金座主の耳を切り落とします。

 
これが致命傷となり、黒金座主は

「この恨みはきっとはらしてやる」と言い残し命を落とします。

 
しかしその後、黒金座主は耳切坊主となり

夜な夜な霊として現れるようになります。

 
何故か男子の耳ばかり狙って…。

 
さらに、北谷王子の元に男子が産まれても、

すぐに死亡してしまう呪いが付きまとってしまいました。

 
なので、男子が産まれても

「大きな女の子が産まれた」と言って

13歳くらいまで女の子として育てる、といったことがあったようです。

 
また、沖縄ローカル番組、

「オキナワノコワイハナシ」のメインテーマ曲に

この耳切坊主が使われていて、歌詞は英訳されて唄われています。

聴いてみたい方は検索してください( T∀T)

 
第71回 そんなことないっしょ」でも

怖い話をしていますよ~!

その他にも、人間の心臓の脈打つ数は決まってる?など

面白い話もしています☆

興味のあるかたは是非…!

 
いかがでしたか?

今回はこの辺にしたいと思います!

皆様からのご感想など

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こちらまで!

コメントも嬉しいです!

 
次週25日は、旧盆のためお休みします。

また9月にお会いしましょう…。


文)そんないプロジェクト ゆうな

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