第58話 寝不足とスパイス
こんにちはっ
ゆうなです!
第55回のブログ、
テオ・ヤンセンで紹介したストランドビーストの
ミニチュアが、大人の科学という雑誌の付録で販売しているのですが、
組み立て式なので、ちゃんと出来るか不安で
欲しかったんですが購入をためらっていました。
でも、「第237回 そんない理科の時間B」のオープニングで、
パーソナリティーのよしやすさんが、この件に触れてくださっていて
不安があれば相談してください〜
と言っていたので安心して、早速ネットで注文しました!
届くのが楽しみです☆
さて、私は先日
沖縄の歴史についての講演会に行ってきたのですが、
そのお話……ではありません。
途中なんだか眠くなってしまって、本題をお話しされている時は
ややまどろみの中だったので、詳しく説明することができません。←
誤解しないで頂きたいのが、私自身ちゃんとその内容に興味があって
参加しました、ということです。
私の意識がハッキリし始めたのは終盤でした。
質疑応答のコーナーで、食のルーツの話になって、
そこで気になったことを今日は取り上げようと思います!
「食」の中でも特に「香辛料」の事に興味を惹かれました。
世界的に見ると、スパイスは歴史に大きな影響を与えています。
その土地でしか作れないスパイスもあり、主にヨーロッパ各国では
その産地を巡る領土の争奪戦も行われたほどです。
公演の中で、
ヨーロッパの人たちはスパイスを手に入れるため
戦争になったり、危険な航海の旅へ出たりしたが、
日本にはそういう話がないですね、という話題だけで終わったのですが
そこで私は、日本がそこまでスパイスに執着しなかった事に
疑問を持ってしまい、色々調べてみました。
海外と日本のスパイスの重要性の違いは、
その土地ならではの理由があります。
まず、ヨーロッパの国というのは、一つの大きな大陸です。
広い土地を移動する際、食料を遠くまで運ばなければなりません。
現代のように鉄道や飛行機もないので、時には季節をまたぐほど
時間がかかってしまうことがあります。
そのため、腐敗を防ぐ “保存” のためスパイスが必要でした。
また、肉類中心の食文化もあったため、
臭みを消したり香りを付けるための役割もあったようです。
インドや東南アジア諸国では、暑さのため減退しがちな食欲を
増進させる効果があった他、抗菌作用のある辛味のスパイスが
よく使われていたようです。
このことを考えると、
それぞれの国を代表する有名な料理は
その土地の風土に関係していたんですね!
一方、日本は海の幸、山の幸が豊富だったことと
狭い地域の中で新鮮なまま、長期保存の必要もなく
食材本来の味を生かす食べ方をしてきました。
そのため、スパイスは淡白な味の食材に
アクセントを付ける程度の、薬味的な使い方でした。
講演会での質疑応答で、
サツマイモは琉球から伝わったのに
どうして “薩摩” 芋なのかという疑問がありました。
それに対しての返答は、
「鹿児島(薩摩)の人たちは、ちゃんと琉球からきたことを知っていて
“琉球芋” と呼んでいます。
この食材が全国的に伝わったのは江戸幕府の時代で、
江戸の人たちからすると “薩摩” からきた芋でした。
強大な権力をもつ幕府が ”サツマイモ” と呼ぶのでそうなったのです」
加えて、
歴史というのは正しいことばかりではなく
間違ったことでもその時誰かが記録を残せば
あとに見た者はそれが正しいものだと思ってしまう、
ともお話されていました。
撮影や録音といった技術も発達していない時代は、
伝言ゲームのように話がどんどん脚色されて
事実と全く違う展開になっている歴史もあるだろう、とのことでした。
この先生のお話に感銘を受けたと同時に、
どうしてこんなすごい方の公演で寝てしまったのだろうと
ものすごく後悔しました。
今、個人的に琉球の歴史に興味があって
独学ですが本を読んで勉強途中なので、今回の話で
色々と見方が変わりそうです!
そして、「第73回そんない雑貨店」では
サラダのルーツについてのお話が聞けますよ☆
さてさて
文章だけつらつら書いてしまいましたが、
ここまで読んで頂き本当にありがとうございます!
ご意見、ご感想などもらえると嬉しいです☆
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こちらです!
コメントもとても励みになります!
それと!
何度か告知しています、そんないプロジェクトオリジナル
2018年卓上カレンダープレゼント☆
応募は完了したでしょうか??
抽選で100名様にプレゼントなのですが、
この数以上に応募がきているようです!
締め切りは30日までなので、まだの方お早めに〜!
それでは皆様、また来週……
文)そんないプロジェクト ゆうな
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