第55話 テオ・ヤンセン
こんにちは!
ゆうなですっ
先月のハロウィンが楽しくて、未だに余韻に浸っています…。
お仕事だったのですが、仮装した子供たちが
お菓子をもらいにくるので、
この1日はあめ玉おばさんと化していました!
ちなみに私が何の仮装をしたのかは秘密です☆
さて、今回は
テオ・ヤンセンという人物について取り上げたいと思います。
1948年生まれ、オランダ出身の物理学者で、
動きのある美術作品を作るアーティストでもあります。
『現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ』と称され、
アートと科学が融合した様々な作品を発表しています。
なぜ、私が興味を持ったのかと言いますと、
彼の作品、風力で動く人工生命体「ストランドビースト」に
衝撃を受けたからです。
ストランドビーストの外見は、プラスチックのチューブを
家の骨組みのようにいくつも組み合わされ、
生き物の形を作っています。
チューブや結束バンドなど
パーツをひとつずつ見ると、ホームセンターで手に入る
無機質なもので、それらが組み合わさり
動物のように動き出します。
プラスチックチューブにこだわる理由は、
自然の大部分がタンパク質でできているのと同じように
単一の物質から生命体を作りたいと考えたからだそうです。
大小様々ですが、幅10mの横長のもの、
高さが7mもあるビーストもいて
まるで恐竜の骨格模型を見ているようです!
このビーストの持つたくさんの『脚』が、
規則正しく、もつれることもなく、滑らかに
風を受けて動くのです!
私は、その動きに可愛らしさを感じたと同時に、
未来の生物のような、地球外生命体のような、
少しだけ恐ろしさも感じて、不思議な気持ちでした。
私が見た映像の中でテオ・ヤンセンは
自分の体より何倍も大きなビーストを担ぎ、
浜辺で動きを確認します。
常にバッチリ噛み合った歩行ばかりではなく、
波に巻き込まれたり、風に煽られたりして
転倒してしまうこともあります。
その様子は、まるで生みの親であるテオ・ヤンセンと
歩く練習をしているようで、愛着が湧き
いつの間にか恐ろしさや脅威は私の中から消えていました。
最近は、AI など人工知能が人類を滅ぼす、みたいな話を
よく聞きますよね。
「第227回 そんない理科の時間」でも
よしやすさんがAI のお話しをされています。
私が最初に、このストランドビーストを見たとき
こんな大きな生物が、意思を持って襲って来たらどうしよう!
と考えてしまいました。
某アニメの、使徒みたいじゃないですか!?
でも、そんな心配は全く不要でした。
テオ・ヤンセンは、
ビーストたちが自立して浜辺で暮らしてくれたなら、
私も死後は彼らと同じ浜辺で
行き続けられるような気がします。
と話していて、彼は
ビーストは私たちと同じ命として思っているんだと
心が暖かくなりました。
本当は、脚が滑らかに動く仕組みなど
お話し出来れば良かったのですが、
私はよしやすさんのように説明上手ではないので…。
DVDや本も出ているようなので
気になった方はそちらを探して見てください!
また現在、沖縄県立博物館・美術館では
11月11日まで、テオ・ヤンセン展覧会を開催中です!
お近くの方はぜひぜひ…。
さてさて今回はこの辺で。
皆さま、そんないプロジェクトから
カレンダーのプレゼントがあるのはもうご存じでしょうか?
今週配信の各番組で、応募方法など
詳しくお話しがあるようですよ♡
是非聴いてくださいねー!
そして、そんないブログでは
皆さまからのご意見、ご感想などメールを
お持ちしております!
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こちらまで☆
コメントも大歓迎です(*^_^*)
それでは皆様、また来週……
文)そんないプロジェクト ゆうな
沖縄では、砂浜とかで動いてましたか??けっこう速く動くので、かなり迫力ありそうですね。