第171話 超難関試験


こんにちはっ



ゆうなです!





GWが終わりましたね…。



知らないうちに季節がどんどん変わっていて戸惑います。



学校の授業再開も遅れていて、受験生は特に不安かと思います。



私の住んでいる沖縄でも、5月中に再開を目指しているところが



ほとんどですが今後の様子次第ですね…。





そんな沖縄は琉球の時代にも、公務員試験がありました!



琉球王国の国政に携わるための『科(こう)』と呼ばれる試験は



文筆科(ぶんぴつこう)という下級士族が対象でした。



ちなみに、上級士族は試験ナシで国の中堅ポストに就けたと言います。





試験の内容は、儒学を基礎にした道徳と行政的な時事問題。



例えば道徳は



「親孝行で重要な項目は何か」



時事問題なら



「琉球にはない植物の苗を中国から持ち帰りたいので、



 許可してもらえるよう許可願を作成せよ」



といった感じです。



しかも、各一問ずつの計二問しか出題されなかったようなので



運も左右しました。





この『科』の受験の年齢制限は39歳。



どれほどの難関だったかというと、



受験者数は500〜600人、そのうち合格者はなんと2、3人!!!



最大倍率は600倍でした。





また、合格してキャリアを積めば上を目指せるという訳でもなく



家格によって決まりました。



どんなに頑張っても、下級士族の出なら出世は望めなかったのです。





その点現在は、生まれで仕事を区別したりせず



頑張った分だけ結果になると思うので、



現在不安を抱えている学生の皆さん、前向きに頑張っていきましょう!





私も、2月まで通っていた語学教室が早く再開することを願っています…。





いかがだったでしょうか?



皆様からのご意見ご感想など



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こちらまで!



それでは皆様、また来週……







文)そんないプロジェクト ゆうな

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