第148話 白塔・烏塔
こんにちはっ
ゆうなです!
『福州園』編、やっとラストでございます!
前回、前々回と沖縄の中国との繋がりや、私の個人的な見所などを
紹介しましたが、もうひとつだけ、お話させてください!
「白塔」「烏塔」(はくとう・うとう)という、
御影石で作られた2つの塔です。
石造りの塔は、私自身見たことがなかったので、興味を持ちました。
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![](https://sonnai.com/podcast/14EAC5B0-6739-4B9D-97A9-134F7A50FD7F-1050x1400.jpeg)
福州園の建物は、外の景色を感じるための造りになっているので、
この2つの塔の存在を疑問に思ったのです。
中から登れたり、上から街を見渡すこともできず、
内部に階段などは無く、ほぼ空洞になっております。
![](https://sonnai.com/podcast/7AB1E7E4-B776-4E30-BF19-7E605870968F-1050x1400.jpeg)
調べてみると、ふたつの塔は福州のシンボルでした。
白塔・烏塔は合わせて榕城双塔と呼ばれ、唐の時代から続く歴史遺産です。
(「榕」はガジュマルという意味で「榕城」は福州の別名です)
現在も福州に存在しているようで、何度も建て替えを繰り返しています。
これを聞いて、首里城と重なるものがあると感じました。
沖縄戦で壊滅しながらも、再建に至り、
また再び火事で全焼しながらも、現在たくさんのご支援を頂いています。
福州の双塔のように何度でも立ち上がり、
沖縄県民のシンボルになってくれると思います。
話が逸れてしまいましたが、
福州は昔から仏教が盛んで、この双塔も仏塔として建てられました。
奈良や京都のように寺院が多く存在していたのですが、
文化大革命の後は千仏陶塔をよそから持ってきたり
中国最大の玉仏を作ったりなど、観光地化が進んでいるようです。
事柄は違えど、観光地化という点では沖縄も似た点がありますね。
那覇市福州園の双塔には、門番の兵士や仏様を表した彫刻があり
遠く離れた沖縄でも、福州の文化が揺るぎないものである事を
表現しているようでした。
最初に私がこの塔に違和感があったのは、仏教色を感じたからでしょうか。
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![](https://sonnai.com/podcast/73D708E7-83EA-4D75-9306-309990EFA927-1050x1400.jpeg)
訪れた際には、せわしく写真を撮るだけでは無く
こういった歴史背景を想像してみたり、
立ち止まったり、座ったりして木々や風、水の音を聞いて
ゆっくりと過ごして頂きたいです。
(死ぬほど写真を撮っている私が言える立場ではないですが…)
いかがだったでしょうか?
また来週に続きます!
皆様からのご意見ご感想など
メールをお待ちしております。
こちらまで!
それでは皆様、また来週……
![](https://sonnai.com/podcast/BDB22DCF-D95F-4B17-91D9-F6D663374C28-1400x1050.jpeg)
文)そんないプロジェクト ゆうな
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