第139話 高貴な色


こんにちはっ



ゆうなです!





もうすぐ10月に入るというのに、なんだか毎週台風が現れているような気がします。



被害にあわれた方、一日も早く普段の生活に戻れるよう祈っております。



最近のブログの話題は、沖縄に関連した内容が多かったので



今回は少し違う方面でお話をしたいと思います!





私の好きな色は紫色なのですが、服飾史を勉強していた時に



紫色がとても高貴な色であることを知りました。



それはなんと古代文明のアケメネス朝ペルシアの時代、



紀元前から上流階級の男性の衣服に使われてきました。



古代における紫の染料は、地中海で取れる紫貝の分泌液を用いており、



この液体で繊維を染め、太陽光を当てると酸化して紫に近い深紅色に変化します。



1g の染料を取るために、約2000個の貝が必要だったと言われるほど



古代においては貴重で高価な染料でした。





紀元前15世紀から8世紀に栄えた都市国家フェニキアで多く生産されていましたが



古代ギリシア、ローマ帝国時代になっても貴重な色とされ



これで染められた衣服を着ることができるのは王侯貴族に限られていたといいます。



日本でも、飛鳥時代に聖徳太子が定めた冠位十二階において



紫色は一番上の位の者が身に着ける色になっています。





ですがこちらは日本書記に正式な記載はなく、中国の五行思想に基づいて



推定されたもののようです。



それにしても、



遠く離れたローマ帝国と日本が、はるか昔から紫色を重んじているのは



偶然だとは思えませんね。



「紫」というと、自身の要求が通らず不満が募るような色として



あまり良く言われない事も多いですが、



紫色が好きな方、



これからは堂々とアピールして行きましょう!





いかがでしたか?



今回はこのへんにしたいと思います!



皆様からのご意見ご感想など



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それでは皆様、また来週……







文)そんないプロジェクト ゆうな

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