第120話 かみのはなし
こんにちはっ
ゆうなです!
GWは仕事でバタバタしていて、先週はブログをお休みしましたっ
皆様はどんなお休みを過ごしたでしょうか?★
この週末は、ゆっくり身体を休めてくださいね!
さて、
私は昔から絵や文字を描くのが好きだったので、
紙はいつも身近にありました。
今も、時々折り紙で花を作ったりします。
そもそも、紙とは何なのでしょうか。
歴史で耳にしたことがある『パピルス』は紙ではありません。
パピルスは植物の茎を薄くスライスし、平行に並べて水分を飛ばしたものです。
テレビなどで紹介される紙職人と呼ばれる方が、
大きな四角い枠を水に浸してバシャバシャしていますよね。
これは、漉く(すく)という工程で、これがあるかないかが
紙の定義になっています。
水の中で、素早く植物の繊維を絡ませます。
絡ませて密度を高くし、強い紙を作ります。
逆に、紙が水に弱いのは繊維の中に水分が入っていってしまうためです。
さらに紙には和紙と洋紙があります。
和紙は、桑の仲間の楮(こうぞ)、三椏(みつまた)
という木の、皮の部分だけを使います。
皮の長い繊維が絡み合って強い和紙ができます。
保存性に優れていて、1000年前の書物もはっきり文字が見えるようです。
対して洋紙は、木の幹を薄く細かいチップにして作ります。
その後いくつか薬品を加え、繊維を取り出したものが『パルプ』です。
パルプはよく聞きますが、木の名前ではなかったのですね!
和紙とは対照的に、この繊維はとても短いです。
紙として強くするため、この後も色々な薬品が投入されます。
洋紙のメリットは、工場で大量生産ができることですね。
全て機械で行われるので、繊維は短いですが和紙より密度が高く
均一に作ることができます。
最近は石油が原料の合成樹脂からできた紙、
マスクなどに使われる、一見布のような不織布というものもありますね。
布は糸を織って作りますが、不織布は紙のように繊維を絡ませただけです。
「第43回 そんない美術の時間」でも、
日本の和紙が意外な使われ方をしているのにも驚きました!
いかがでしたか?
今回はこのへんにしたいと思います!
皆様からのご意見ご感想など
メールをお待ちしております☆
こちらまで!
それでは皆様、また来週……
文)そんないプロジェクト ゆうな
No Comments