第16話「怖い話を聞きたい聞きたくないでも聞きたい」の巻

あっつい。うんざりするくらい、暑い。

朝の通勤時、そこそこ満員電車で不快をみんなで我慢してるっていうのに、
近くにいた妙齢の女性がその友人らしき女性に「ピザって10回言ってみて」って言ってて、
聞こえたきたこっちが「まじか」って思ったけど、相手の女性が素直に
「ピザピザピザ」って言いはじめ、「うそやろ」って思ったけどそのまま聞いてたら
「ここは?」ってたぶん肘を指差して聞かれた女性がすげー良い発音で

「エルボゥ」

って言ってて、「なにこの全体的にそうじゃない感」とゲンナリした、
そんないプロジェクトのイワタです。

その遊び、やる場所と相手は選ぼうよベイビー。

いやほんと暑い。暑いとね、人間イライラしますしね。
熱中症とか、気を付けようねみんな割とマジで。

さーて。

夏と言えば甲子園。
もうすぐ出場校も出そろい、いよいよ毎日が熱戦、と。

そしてもう一つ。夏と言えば怖いお話。

私には多分その能力が無いからなのでしょうけど、ちゃんとしっかり見たこともない
「霊」とやらのお話、怖いくせに大好きなんでありますな。

まあ、確かに、夜に寝ててぱっと目が覚めた時に目の前に
見知らぬ落ち武者とかいたら、「うわあああああ」ってなるよね。

いろんなことを問い詰めなくてはなりません。

まず、あなたは誰なのか。
そして、言いたいことがあるにしろなぜ突然寝室にやってきたのか。
今は寝てるのだから、次の日にでもゆっくり聞くというのに。

などと、冷静なこと言ってられないくらい、目の前になんかしら、
特に人っぽい何かがあったら、想像しただけでもう恐ろしくて恐ろしくて、なのです。

人はなぜ、「怖い話」というものが好きなんでしょう。

心理的に、すっごく恐ろしい世界観に一度没入すると、それによって
自分が「安全な場所にいる」ということを実感できて喜べる、という理屈なのだそうな。

つまり、「生きている喜び」「安全である」という安心感のような快感を得るために、
恐怖を自らちょっと感じたいのだそうですよ。

あえて塩なめたあとの方が、甘みってよりおいしく感じられるものね。
(このたとえが「それじゃない感」)

普段が平和で幸せだからこそ、「怖い」を一時のエンターテインメントとして
受け入れられるのでしょうね。

これって、実に幸せなことだと思うのですよ。

紛争地帯のように危険な地域や、決して豊かでない地域では、
死と隣り合わせな訳ですから、「恐怖を楽しむ」なんて余裕はないものね。

霊というものが存在するのかどうかは、宗教観もありますからね、ひとまず置いておき、
「怖い!」って思うくせになんか話を聞きたがる心理。

それを楽しめる、そしてビールやジュースを片手に球児たちの高校野球を楽しめる、
そんな平和な時代を、少しでも長く続けていきたいものですね。

夏はまだまだこれから!
みんなも元気に楽しく過ごそうや。

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文)そんないプロジェクト・イワタ

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