第76話 プリントあれこれ
こんにちはっ
ゆうなです!
私の住む沖縄は、どーんどん夏に向かっていて
私の大好きなTシャツの季節が近づいて参りました!!
今回はそんなTシャツの色々なプリントについて
紹介します☆
・シルクスクリーン
細かい網戸のようなシートに、
紫外線を当てると硬化する感光剤を塗る。
印刷したい図柄の書かれた透明フィルムを
網のシートに被せ、紫外線を当てる。
その後、網のシートを水で洗い流すと紫外線が当たった
図柄の部分以外が硬化し、図柄部分は水で流すと、
インクが通る網のままの状態になっている。
→こうしてできた網のシートを「版」と呼ぶ。
★一色につき一版必要。
使う色が多いほど版もそれだけ必要でコストもかかる。
※私の個人的な意見ですが、洗濯を重ねても色落ちしにくいです。
・インクジェット
生地にインクを吹き付けてプリントする、カラーコピーのようなイメージ。
直接プリントするため製版不要。
※洗濯による色落ちが大きい印象。
・フロッキー
シルクスクリーンの要領で作った版に、インクではなく
のり(接着剤)を通し、その上からフロッキーシートと呼ばれる
フェルトのような毛羽立ったシートをのせて剥がす。
繊維をTシャツに埋め込むようなイメージ。
※剥がれやすいのではと思いがちですが、意外と接着が強いです。
・クラックプリント
インクが割れて、ヴィンテージ感のある仕上がりになる。
※この技法を知るまでは、プリント割れちゃってる!
不良品だ!と思っていました。笑
・昇華転写(しょうかてんしゃ)
プリンターで特殊なシートにデザインを印刷し、シートに熱を加えながら
強くプレスすることでインクを生地へ写す。
ポリエステル100%の生地に向いている。
★綿100%、ポリエステルと綿の混合素材にはプリントできない。
生地の色が濃いとプリントが埋もれてしまうので、白や生成りが良い。
※プリントの発色がキレイですが、ポリエステルは毛玉ができやすいです。
・発泡インク
熱に反応して、生地の繊維を引っ張ることで膨らむ。
インク自体は白っぽい。上から色をのせることで色付けする。
※プリントが浮き出ていますが、インクとTシャツの繊維が絡んでいるので
取れちゃう事はまずありません!
・抜染インク
生地の色を抜くことで発色する。ボディーの色によって抜け方が違う。
インク自体は透明。機械を使って急速に乾燥させた場合と
自然乾燥では仕上がりがちがう。
※色を抜く強いインクなので、肌が弱い人は一度洗ってから
着用することをおすすめします!
販売する時点で、店側がワンウォッシュ加工している事もあります。
「第13回 そんない美術の時間」では
シルクスクリーン技法について、
さかいさんが詳しく説明してくれています☆
興味を持った方は是非!
いかがでしたか?
今回はこの辺にしたいと思います!
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いつも読んでくださってありがとうございます!
それでは皆様、また来週……
文)そんないプロジェクト ゆうな
4回分まとめて読みました。いつもありがとうございます。